簡単に一言で言うと、

ストレスで体内のホルモン分泌が乱れ自律神経が失調するからです。

 

一言で、自律神経の乱れと言ってもイメージつかないと思いますが、

実は自律神経って生体機能を守っているカラダの中で一番大きい神経なんですよ。

 

ただ単に首・肩・腰が痛くなるだけでなく、不眠症や食欲不振、最悪死に至ることもあります。

 

そんな自律神経の乱れで一番多い原因は、ストレスなんです。

 

今回は「ストレスが及ぼす身体への影響」も一緒に踏まえてブログにしていきますので、

最後までお付き合いくださいねm(__)m

 

 

 

ストレスはどのように感じるの?

 

 

 

ここでは、ストレスを感じている身体がどういった状況になるのかというお話です。

 

ストレスは、一番最初に脳が感知しストレス物質を全身に巡らせないために、

ホルモンをはじめとする身体のエネルギーを大量消費します。

 

脳でストレスを感知する場所が、視床下部というところにある脳下垂体です。

 

脳下垂体は、ホルモンを発生させる電波塔と言っても過言ではない、

生体の恒常性(体内の生理的機能の一定に保つ)を担っている重要な臓器です。

 

 

生体の恒常性と言えば、一番大きく関わるのが自律神経です。

 

ですので、自律神経を担っているのも視床下部の脳下垂体なんです。

 

自律神経とは、人が多種多様な環境の中で、生きる上で人間の意思とは関係なく環境の変化に自動的に対応し、

常にベストな状態を保つ働きをするもので、自分の意思ではコントロールできないものです。

 

一番分かりやすいのは、体温ですね。

人間は恒温動物なのでどのような環境(真夏の暑い日、真冬の氷点下)でも平熱を保とうとします。

 

他にも自律神経は、呼吸や血管、内臓の働きなどをコントロールしているので、

働きが乱れると血管が収縮して血行が悪くなります。

 

 

 

血行が悪くなるとどうなる?

 

 

 

血行が悪くなると全身に影響が出ますが、その中でも特に疲れを感じやすくなっている部位に影響が出ます。

 

デスクワークで言えば、ずっと同じ姿勢でPCを使っているので、首・肩だけでなく目や腰も疲労を感じやすいでしょう。

 

立ち仕事では、カラダの重心を支えないといけない腰から下の部位に疲労を感じると思います。

 

まとめると、カラダを過剰に使い果たして、エネルギーが少なくなっている部位に疲労を感じやすくなる特徴があります。

 

また、血行が悪くなると血液に含まれる疲労物質や発痛物質が代謝されにくくなります。

 

そのため、古傷が再発したりカラダの様々な症状が出てくるようになります。

 

更に冷えもストレスであり、自律神経が乱れ結果的には血行不良の原因なんです。

 

なので女性であれば生理痛や生理不順がある方のほとんどは冷えが原因ですし、

「寒くなったから肩こりを感じるようになった」というのは誰もが実感したことがあるはずです。

 

冷えが万病のもとであるのはまさにその通りなんです。

 

 

 

では本題のなぜ、ストレスで痛みが出るのか

 

 

 

ストレスで血行が悪くなって・・・というのは大体の方の原因でもあります。

 

もう一つの理由は、代謝性物質の排泄が上手くいっていないことです。

 

人間の生理学で言うと、ホルモン・栄養・酸素・酵素などの物質は全て血液が全身に運搬します。

 

それがストレスを受けると、身体はストレス物質を体内に入れないように戦闘状態になり、通常と働きが異なってきます。

 

動物で例えると、シマウマがライオンに見つかった時、「奴がきた!逃げなきゃ!」となっている時と同じです。

 

それが、ストレスを受けている間は人間も同じことが起こっています。

 

その状況は特に焦ってしまいますよね?(笑)

 

そうなると、

呼吸が速くなる→脈が上がる→血圧が上がる→全身の筋肉が緊張していつでも動けるようにスタンバイされる

 

でも、この時の見た目は普通ですが、実は身体の中の血管や神経などは収縮しているんです。

 

神経や血管が収縮すると、カラダが戦闘体勢ですので、筋肉も同時に収縮します。

 

それを私たちの中では緊張と表現しています。

 

さらに、人間の脳には形を記憶する姿勢保持機能が備わっている為、その状態が何時間も続くと

本来の筋肉の形とは逆に間違った筋肉の形が新しく記憶されてしまいます。

 

これにより、猫背や円背などの慢性的な不良姿勢や痛みの症状が出てくるようになるんです。

 

ですので、肩こりによくある「重い痛み」や「引っ張られるような痛み」は筋肉が緊張しているということが多いんです。

 

 

 

ストレスをリセットできる生活を心がけよう

 

 

 

 

あなたにとってのストレスとはなんですか?

 

仕事、人間関係、暑い寒いなどの環境・・・などなどあると思います。

 

自分なりにストレスにならないことを見つけてみてください。

 

 

例えば、カラダを動かすものなら

  • ヨガ
  • 体操
  • ボルダリング
  • エアロビック
  • ジョギング
  • ランニングなど

 

強制ではありません。

 

やってみたい、やりたいと思ったものだけやるようにしましょう。

 

そうでないと長続きしませんし、それこそやらされている感がしてストレスになります。

 

ですが、適度な運動は全身の血流を促進させ、汗をかくことで気分転換ができます。

 

少しの時間でいいので、やってみることをオススメします。

 

では逆に、ストレスフリーすぎる生活はどんなことが想像できますか?

  • 仕事をしない
  • 食べたいものばかり思う存分に食べる
  • 夜更かししながらテレビをみる
  • 好きな時間だけ寝る
  • 寒いから温かいところにばかりいる

 

いかがですか?

 

確かに羨ましいし、憧れる気持ちもわかります。

 

ですが、ずっとこんな生活では身体が腐ってしまいます。

 

わたしたちの身体は、常に健康であることが第一条件です。

 

身体に良くないストレスを感じたのなら、まずはそれを癒す時間を作ることから始めてみましょう。